虫歯には注意していても歯周病に無関心という人は意外に多い。しかし、歯周病は考えている以上に恐ろしい病気だ。 歯周病になると、白血球がその原因菌を攻撃しようとして口の中に集まってくる。そのとき、白血球が使う武器は「サイトカイン」や「プロスタグラジン」という物質なのだが、これが私たちの身体に悪影響を及ぼす。 たとえば、歯周病の人は健康な人の2.8倍も心臓発作を起こしやすいというデータがある。これも白血球の武器の副作用だと言われている。 「たかが口の中の病気」と甘く見ていると、文字通り命取りになりかねない。 歯周病の根本的な原因は歯垢にある。つまり、歯垢がつかないようにすれば、いつまでも健康な歯ぐきを保てるということだ。 そのために効果的なのは、やはり歯磨きなのである。忙しい朝には、どうしてもおざなりになりがちだが、そんなことでは頑固な歯垢は取れない。上手に歯垢をとる秘訣は「ながら磨き」をすること。 テレビを見ながら、出かける用意をしながら、歯ブラシを小刻みに動かし続けるのだ。 このとき、歯磨きはつけない。歯磨きをつけた歯ブラシで「ながら磨き」をしていると、家中に歯磨きのシミを作ってしまうだろう。15分ほど「ながら磨き」をしたら、1度うがいをして、歯磨きを使ってもう1度歯を磨く。 時間があるときにはデンタルフロスを使って歯と歯の間に残っている歯垢を取り除く。 ここまでやれば、歯ぐきの腫れぐらいなら数日で治ってしまうのでぜひ試してほしい。
前年の猛暑の影響で、2005年はスギ花粉大飛散の年となった。 花粉症なんて他人事と思っていた人の中にも、目のかゆみや鼻がムズムズする症状を訴える人が続出した。 薬局をのぞくと花粉症を抑えるさまざまな薬が所狭しと置かれているが、できれば薬は飲みたくないと考えている人も多いだろう。 そんな人におすすめしたいのが、ヨーグルトとトマトエキスだ。 ヨーグルトには善玉菌と言われる乳酸菌がたくさん含まれている。 ヨーグルトを食べると、この善玉菌が腸の粘膜を強化し、花粉症に関係があると言われている異種タンパク質の侵入を防いでくれるのである。 ただし、ヨーグルトに活躍してもらうためには、毎日200グラム以上食べる必要があるそうだ。 ヨーグルトにかわって最近注目されはじめたのが、トマトエキス。 トマトの皮の部分に含まれているポリフェノールの一種が、花粉症に効果があるということを食品メーカーが発見したのだ。 とはいうものの、毎日トマトを食べつづけるわけにもいかないだろう。 そこでトマトエキス入りの健康飲料を飲むことをおすすめする。
2005年1月24日。林野庁は、花粉のないスギを開発したと発表した。 毎年花粉症に悩まされている人たちにとっては喜ぶべきニュースだが、現在のスギがこの無花粉スギに取ってかわられるまでには、最低でも20〜30年かかるというから、当分は花粉症対策をつづけるしかない。 花粉症の症状で最も多いのが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりだ。その症状を軽くするのが「鼻うがい」である。 用意するのはコップと塩、そしてぬるま湯の3つ。 塩はちょっと奮発して天然塩を使うといい。精製塩とくらべて効き目がまったく違う。 ぬるま湯の温度は20〜35度。冷たいと刺激が強く、熱すぎると鼻の中をヤケドするので注意してほしい。 コップに天然塩をひとつまみ入れたら、そこにぬるま湯を注ぎ入れてよくかきまぜる。片方の鼻の穴を指で押さえたら、もう片方の鼻から塩水を吸って口から吐き出す。 こうすることによって、鼻の奥にたまった花粉を洗い流すのだ。 痛みを感じたら、無理をせず塩水は鼻から出す。何度かやっているうちに口から吐き出せるようになるだろう。 鼻うがいを日課にすると鼻の粘膜が強くなり、風邪もひきにくくなるし乾燥しているときに感じる喉の痛みも軽くなる。 ただし、鼻うがいをした直後は外出しないように。 ちょっとしたきっかけで鼻の奥に残っていた水分が流れ出して、恥ずかしい思いをするかもしれない。
健康のために、体に優しいエアコンの使い方を紹介しよう。
@室温はエアコンではなく温度計で測る 同じ温度に設定していても、部屋の広さや形などによって室温は違ってくる。エアコンの温度計を鵜呑みにするのではなく、必ず部屋に温度計を置いて室温をチェックする。
A室温は25度以下にしない 経済温度は28度。25度以下にすると体によくない。また、室内の温度差がありすぎると、自律神経の失調を来すので、外気温との差は7度以内に抑えるように。
B女性は寒がり、男性は暑がり 女性と男性では快適と感じる温度が違う。女性は男性よりも1〜2度高い温室を好む傾向があるので、事務所や会社では、男性の席はエアコンの吹き出し口のそば、女性の席は吹き出し口から遠くするといい。
C温度ばかりではなく湿度にも注意 高温時に湿度が60パーセントを超えると、ダニやカビが発生しやすくなる。とくに梅雨時には、除湿機能などを使って湿度を下げるようにしよう。
Dエアコンの風に直接当たらない エアコンの吹き出し口から出る風は、室温よりも5〜10度も低い。そんな冷たい風に当たっていたら風邪をひいてしまう。とくに寝る時は注意したい。
Eフィルターを掃除する エアコンに装着されているフィルターを掃除せずに使うと、冷房効率が落ちるばかりか、ダニや花粉を部屋中に撒き散らしてしまう。
「ベッドから起きあがれないほど生理痛がひどい」という悩みを抱えている女性も多いようだ。生理日と大切なイベントが重なったときは、泣きたくなってしまうという。 そんな女性にぜひ摂ってほしい食材が大豆である。 大豆に含まれている大豆イソフラボンという成分は、不思議なことに女性ホルモンの一種エストロゲンとよく似た構造を持っており、体内に入ると女性ホルモンと似た働きをしてくれる。 きな粉なら大さじ3杯、豆乳なら180cc、豆腐ならわずか半丁で1日に必要な大豆イソフラボンを摂取できるから、毎日続けるのも楽なはずだ。 大豆イソフラボンは生理痛を軽減するだけではなく、更年期障害の症状緩和、骨粗鬆症や動脈硬化の予防にも効き目があるので、更年期障害の症状が現れる40代になったら、毎日少しずつ大豆食品を摂るといい。
中高年になると、普通に歩いているだけで膝に痛みを感じるという人が出てくる。 膝痛は、肥満の人、O脚の人、それから女性に多いと言われている。 ある実験によると、私たちの膝(片方)が支えることのできる重さは、25〜30キロまで。両膝で50〜60キロ。膝下の分をあわせれば60〜70キロというところだろうか。 つまり、これ以上体重がある人は、当然膝に負担をかけているわけだ。 しかも体重が1キロ増えると、膝には、その2倍の2キロの負担がかかるというから、わずかな体重の増加も無視できない。 直立不動の姿勢をとったとき、左右の膝に隙間ができるO脚の人は、本来まっすぐあるはずの膝関節が斜めに接続されているため、負担がかかりやすい。 過度の負担がかかると、関節を覆っている軟骨がはがれて骨と骨が擦れるため、痛みを感じるようになる。 また、女性に膝痛が多いのは、男性よりも関節が弱いことと、肥満が多いためと考えられている。 残念ながら、傷ついてしまったり、はがれてしまった軟骨を元通りにすることはできない。しかし、だからといって、膝を動かさずにいると、膝関節が固まってしまうことがあるから要注意だ。 膝痛を予防・緩和するためには、関節の周囲にある筋肉を鍛えるといい。壁や椅子に手をついてスクワットしよう。 すでに膝痛を感じている人は、椅子に座って足先を上下するだけでもいい。1ヶ月程度で効果が現れるはずだ。 ただし、痛みが大きいときに運動すると、かえって逆効果になるので注意したい。
中高年になると、突然肩が痛くなり、腕が上がらなくなることがある。いわゆる五十肩である。 五十肩は、肩関節の使いすぎや老化による炎症、上腕を支えている筋肉の硬化などによって起こる。 初期症状は、肩を上げると軽く痛みが走る程度だが、進行すると、真上まで上がるはずの腕が60度以上上がらなくなってしまう。日頃、あまり肩関節を使わない人に起きるケースが多く、痛み出すのは夜間や明け方で、ひどい場合には激痛で眠れなくなる人もいるようだ。 痛いからといって腕を動かさないと、肩関節が癒着してしまうこともあるので、多少痛みが伴っても動かしたほうがいい。 とくに効果があるとされているのが、コードマン体操だ。 痛くないほうの手を机に置いて身体を支え、前屈みになって、痛いほうの手に2キロほどのアイロンを持つ。 肘を伸ばし、肩関節を動かすよう意識しながらアイロンを前後、左右にゆっくり振る。あまり無理せずに毎日行えば、だんだんに痛みが緩和されていくはずだ。 ちなみに、お風呂上がりにやると関節が温まっているため、痛みが少なくてすむ。
立ちっぱなし、座りっぱなしなど、1日中、同じ姿勢で作業をしている人は腰痛になりやすい。 しかし、骨を強化し、タンパク質を十分に摂って骨を支える筋肉を強くすれば、ある程度は予防できる。 カルシウム補給にぴったりなのは、なんといっても全体食。桜エビやウルメイワシなど、動物を丸ごと食べる食品だ。 もう1つ忘れてならないのが、ビタミンDの補給。 カルシウムが体内で骨組織になるときには、ビタミンDの媒介が必要になる。 カルシウムを摂ってもビタミンDが不足していては、体内でカルシウムを有効に利用できない。ビタミンDは干しシイタケなど、日干し食品に多く含まれているから、こうした食品も一緒に食べよう。
日本人は世界一の風呂好きと言われているようである。 日帰り温泉やスーパー銭湯が次々にできるところを見ると、なるほどそうらしい。 手軽に利用できる入浴施設の数が増えるのと比例して急増中なのが、入浴中の事故だ。 ある調査によれば、浴室で死亡する人の数は1年に1万4000人人にも達するという(自宅の風呂を含む)。 とくに多いのは11〜2月にかけてで、この4ヶ月の間に入浴中の事故の6割以上が発生するという。 冬場に死亡事故が多い原因は、激しい温度差による血圧の乱高下にある。 たとえば、38度のぬるいお湯に入った場合、血圧は安定しているが、42度の熱いお湯に入ると一気に40も上がり、その後の5分間で再び元に戻るという。 安全のためには、まずは40度以下のぬるいお湯に入ること。 また、心臓への負担を少なくするため、浸かるのは、みぞおちまでにしておくといい。 動脈硬化や高血圧の持病がある人は、極端な長湯や朝風呂も避けるように。 風呂に入ると知らぬ間に汗をかき、血圧が濃縮されて血栓ができることがある。それを防ぐため、風呂に入る前にはコップ1杯の水を飲んでおく。 最近はサウナが完備されている銭湯も少なくないが、サウナに入るときには、とくに水分の補給に注意したい。 もう1つ、意外と多いのが浴室での転倒事故だ。濡れたタイルは滑りやすいので、足もとには細心の注意を払いたい。
冬になると空気が乾燥しているため、どうしても肌がかさつきがちになる。 男性には、「女じゃあるまいし、そんなこと気にしていられるか」と言う人もいるが、肌のかさつきは、美容上のトラブルを起こすだけではない。 肌がかさつくと抵抗力が弱くなり、外部から細菌が入って皮膚炎を起こすことがある。とくに花粉症やアトピーで悩むアレルギー体質の人は要注意が必要だ。 肌がかさつくのは主に風呂上がり。 欧米人とくらべて風呂が好きな日本人は、入浴回数が多いため、どうしても肌の脂分が不足がちになる。 最近は、風呂上がりにも肌が乾燥しない入浴剤が発売されているが、お金をかけなくても、ミカンの皮で代用ができるので、試していただきたい。 ミカンを食べたときに残った皮を、ベランダなどに広げた新聞紙の上でカラカラに乾燥させ、それをガーゼなどに包んで風呂の中にいれておく。 すると肌がスベスベになるばかりでなく、柑橘系のいい香りが立ちこめて、リラックスできる。 湯冷めして風邪をひきやすい人は、ミカンの皮と一緒にショウガの皮を入れておくといいだろう。 ショウガには、血行を促進して冷え性や肩こりを改善してくれると同時に、強い殺菌作用で皮膚を清潔に保つ作用もある。 ミカンの皮とショウガを入れた風呂で暖まれば、まるで温泉に入ったようにポカポカするはずだ。
料理をしていると、ときどき包丁で指を傷つけてしまうことがある。 こんなとき、ほとんどの人はバンドを傷口に貼るだろうが、それよりも早く、そしてきれいに傷を治す方法がある。 使うのは、食品用ラップと絆創膏だけ。ケガをした部分を水でよく洗って汚れを落とし、ラップを大きめに切って傷口を覆う。 指の場合にはラップでぐるぐる巻きにしてしまえばいいだろう。 手のひらや甲をケガしたときには、傷口の上にラップを重ね、四方を絆創膏でピタリと閉じる。 この治療法のポイントは、傷口を完全に密閉することなので、隙間ができないように注意する。 通気性のないラップで傷口を覆った場合、いつまでもジクジクして治らないような気がするが、心配はご無用。しばらくはジクジクしていても、3、4日で傷口は閉じてしまうはずだ。小さな切り傷なら、5分ほどラップを巻いているだけで血は止まってしまう。 傷口が大きい場合、ラップの下に膿のような黄色い液体が溜まることがあるが、完全に密閉しているかぎり傷口が細菌感染することはない。 しかし、ラップは毎日取り替えるようにする。傷が大きい場合には、1日2回取り替えたほうがいいだろう。消毒薬を塗る必要もなく、ラップを取り替えるときに傷口を水で軽く洗い流すだけでいい。 ちなみに、これは民間療法や噂などではなく、閉鎖療法と呼ばれるれっきとした外傷治療法なので、安心して試していただきたい。
私たちの鼻の中には毛細血管が網の目のように張りめぐらされており、指先で触れただけでも出血を起こす弱い部分があちこちにある。軽く鼻をぶつけたり、風呂でのぼせただけで鼻血が出るのは、このためだ。 たいがいの鼻血は鼻の穴にティッシュペーパーを詰め込んでおけばすぐ止まるが、いつまでも止まらないときがある。 子どものときに鼻血を出すと「上を向いてれば止まる」と言われたものだが、これは間違い。 上を向いていると鼻血が胃の中へ流れていき、吐き気をもよおす場合があるから注意したい。 正しい鼻血の止血方法は、患者をベッドや椅子に座らせて鼻の中に清潔なガーゼを入れ、小鼻を強くつまむ。 鼻の中の毛細血管を圧迫することによって出血量を減らし、傷口が血液でふさがるのを助けるのだ。 口の中に流れ込んできた鼻血はどんどん吐き出すこと。口の中に鼻血が流れてこなくなったら、血が止まった証拠だ。 鼻の中に指を入れて毛細血管を傷つけた場合や、のぼせ、生理中に起きた鼻血(代償性出血という)についてはあまり心配ない。 だが、頭を強打した場合(頭蓋骨骨折の疑いがある)や、いつまでたっても止まらない(高血圧の疑いがある)、中高年でなんの前触れもなく鼻血が出始めた場合(悪性腫瘍の疑いがある)などは、必ず専門医にかかるようにしたい。
しゃっくりは、横隔膜のけいれんによって起こると言われているが、そのけいれんがなぜ起こるのかについては、ほとんどわかっていない。 昔から、「しゃっくりが3日続くと死ぬ」という話がまことしやかに伝わっている。もちろん、これはなんの根拠もない大ウソ。 アメリカには、70年間しゃっくりをしつづけた男性がいたし、日本にも1年以上止まらなかった人が10名以上いたという医療データが残っている。 しかし、命に別状はないというものの、長くつづくと不快なものだ。 全国各地にはさまざまなしゃっくりの止め方が伝わっているが、「水をたくさん飲む」「砂糖をなめる」など、外出先で簡単にできるものはほとんどない。しかしここで紹介する方法なら、なにも必要ないので、「これから面接なのに、しゃっくりが止まらない!」 というときにも使える。 その方法とは、目をゴシゴシこする。そう、これだけのことで、しゃっくりが止まってしまうのである。 信じられないかもしれないが、これは超アカデミックなテクニックなのだ。 しゃっくりの原因になっている横隔膜は、迷走神経によってコントロールされている。そこで、同じ迷走神経に接続されている眼球を刺激することによって、横隔膜のけいれんを止めるというわけである。 ちなみに、しゃっくりが原因で死ぬことはないが、いつまでも止まらない場合には、脳腫瘍や髄膜炎、喉頭癌などの病気にかかっている場合もあるので、専門医の診察を受けることをおすすめする。
マイカーでのドライブやバス旅行は楽しい。しかし、乗り物酔いのため、車を使った旅行が苦手という人がいる。 乗り物酔いは、動揺病や加速度病と言われ、三半規管でキャッチした体の動きと目から入った情報がずれることによって起きる場合が多い。わかりやすいのは船酔いだろう。 水面に浮かぶ船は常に揺れていて、その情報は三半規管に伝わり続けている。ところが、浮きなどある1点を見つめていると、揺れていることがわからなくなってしまう。 このように三半規管と目に入った情報がかみ合わなくなると、酔ってしまうのだ。 いちばん簡単な乗り物酔い防止法は、遠くの景色を見ていること。そのためには、マイカーなら助手席、バスなら最前列の窓際に座るといい。遠くの景色を見ていても、首がグラグラ動くと情報のズレが大きくなるので、エアー枕で首を固定するのも効果的だ。 乗り物酔いは、体調の良し悪しにも影響を受けるため、旅行の前日はよく睡眠をとっておくこと。満腹や空腹もよくない。 ドライブの途中での食事は、腹六〜八分目にし、身体をしめつける服装も避け、ゆとりのあるものを着るように心がけよう。 また、精神的な緊張も、乗り物酔いを招くとわかっているので、車やバスに乗ったら、好きな音楽でも聴いて、できるだけリラックスするようにしたい。 遠足や社会見学などの学校行事で、子供たちがバスを利用することもある。自律神経が発達していない子どもは、もともと乗り物酔いしやすいので、一輪車や水泳を習わせて、バランス感覚を身につけさせるといい。 とくに一輪車はバランス感覚とともに、視線を固定するクセがつくので、乗り物酔いしづらくなるという。
耳鳴りとは、まわりで音がしていないのに、耳または頭の中で音が聞こえるように感じられる現象である。 ある調査によると、日本人の中で日常的に耳鳴りを感じている人の割合は10〜20パーセント。 歳とともにその割合は増えていき、60歳以上になると、30パーセント以上の人が耳鳴りに悩んだ経験を持っているという。 耳鳴りの原因は、うつ病、高血圧、動脈硬化、糖尿病など多岐にわたるため、病院をたらい回しにされることも少なくない。 低血圧による耳鳴りや心因性の耳鳴りと診断されたことのある人は、それほど心配しなくてもいいが、めまいをともなう耳鳴りや、難聴と同時に耳鳴りの症状が現れたときには、重大な病気が隠されている場合があるので、一刻も早く専門医にかかるべきだろう。 原因が重大な病気ではなく、ちょっとした耳鳴りなら、次の方法で治ることもある。 耳の穴の前にある出っ張りに人差し指を、耳たぶの後ろにあるくぼみに親指をそれぞれ当てて、同時に押す。 たったこれだけのことで、ずいぶん耳鳴りが軽くなる。 ちなみに、飛行機や高層ビルのエレベーターに乗ったときに感じるツーンとした痛みにも効果がある。
お酒を飲む人なら誰でも1度は体験したことがあるだろうが、二日酔いのつらさは筆舌に尽くしがたいものだ。 そのときは、もう2度と酒など飲むまいと思うのだが、数日もするとケロッと忘れて、また同じ過ちを繰り返してしまう。 お酒は飲みたいが二日酔いはごめんだ、という人に「二日酔いになりにくいおつまみ」をそっと教えておこう。 二日酔いの原因は、体内でお酒が分解されるときに発生するアセトアルデヒド。 アセトアルデヒドは、シックハウス症候群の原因にもなる猛毒物質である。 そんなものが体内にあれば気分が悪くなって当然だ。 穀類や芋塁といった糖質には、そのアセトアルデヒドの生成量を増加させる働きがある。つまり、麺類やご飯類、ポテトチップスなどと一緒にお酒を飲むと、二日酔いになりやすいということ。 反対に、タンパク質を豊富に含む食材には肝臓の働きを活発にしてくれる働きがある。肝臓が活発になればアルコール分解酵素が大量に放出されて二日酔いになりにくくなる。 つまり魚や肉、卵、豆腐類など、良質なタンパク質がたくさん含まれている食材を肴にしていれば、二日酔いになりにくくなるということである。
仕事や人間関係のストレスで、胃がキリキリ痛むという人が多い。 しかし、現代人にとって、ストレスは避けては通れないもの。ある意味で、生きていることの証明とも言える。 だから、ストレス、ストレスと神経質にならず、「過度にため込まなければそれで問題なし」と考えたほうがいいかもしれない。 ストレスをため込まないために効果的なのがキャベツ。 イライラしがちな人、神経質な人はキャベツを食べて、傷ついた胃を修復しておこう。 胃のむかつきや痛みが治まり、気分がすっきりしてくれば仕事も人間関係もスムーズにいくようになるはずだ。
ぐっすり眠るために、寝酒を飲むという人もいれば、安眠枕を使っているという人もいるだろう。 ここでは簡単でお金もかからない方法を紹介しよう。 スーパーや八百屋で売っている、ふつうのタマネギをみじん切りにして器に盛り、枕元に置くだけなのである。 不思議なことに、たったこれだけで安眠できるようになる。 タマネギの臭気には鎮静作用があるから、神経が高ぶって眠れないときには効果があるのだ。 もちろん食べてもいい。 薄くスライスしてサラダにするのもいいが、鎮静効果を期待して食べるときは、あまり水にさらしすぎて香りをなくさないように気をつけよう。
白内障よりも患者数が多く、しかも危険性が高いのが緑内障だ。 これは目の中を満たしている液体が排出されにくくなり、眼圧が高くなることによって目の機能が落ちる病気である。 そのまま放っておくと視野が狭くなったり視力が落ち、失明する恐れもある。 失明と聞くと他人事のように思いがちだが、日本には500万人近くの緑内障患者がいると考えられており、しかもそのうちの10パーセント程度しか受診していないという状態なのだ。 緑内障も白内障と同様に、早期発見すれば進行を遅らせることができるため、日頃からセルフチェックと定期的な健康診断を受けるようにしたい。 急性緑内障の場合、激しい頭痛とともに目の痛みを感じるが、原因のわからない腹痛というかたちで症状が現れるケースもある。 電灯をじっと見つめると、周囲に虹のような輪が見えた場合には、できるだけ早く受診したほうがいい。 ただし、緑内障患者の90パーセント以上を占める慢性型の場合には、自覚症状がほとんどない。 視力が落ちるなどの症状が出てきたときには、とくに注意が必要だ。すでにかなり悪化しているため、40歳を過ぎたら定期的に健康診断を受けるべきだろう。 検査の方法は、眼圧検査、眼底検査、視野検査の3種類。 目の検査と聞いただけで恐れをなす人もいるだろうが、痛みはなく短時間で終了するので、ご心配なく。
ドアノブや車に触れると「バチッ!」という不快な衝撃を受けることがある。あの静電気の仕業である。 静電気が発生しやすいのは、気温25度以下、湿度20パーセント以下という環境だ。 冬になると静電気に悩まされることが多いのは、気温、湿度ともに低いから。 静電気が悪さをするのは、なにも金属に触れたときだけではない。 実は、静電気が花粉症やアレルギーを悪化させている説があるのだ。 子どもの頃、下敷きで静電気を起こして髪の毛を立たせたことはないだろうか。静電気にはあのように物体を吸い寄せる力がある。 つまり、たっぷりの静電気を溜め込んだ体で外出していると、花粉を全身に吸い寄せてしまうということ。 家の中でも知らぬ間に、ダニの死骸やその他のアレルギー物質が含まれているホコリを吸い寄せていることになる。 思いがけない悪さをする静電気を防ぐコツは、湿度を高く保つこと。 加湿器を部屋に置いて、湿度を50〜60パーセントに保てばいい。 外出するときには、小さなスプレーボトルに水を入れて持ち歩くようにしたい。 気がついたときに、その水を靴のつま先にシュッと一吹きすると、体に溜まった静電気が、そこから地面に放電される。 もちろん、ドアノブや車に触れる前にもシュッをお忘れなく。たったこれだけのことで、「バチッ」という、あの不快な衝撃を受けずにすむ。 スプレーボトルに入れるのは水道水で十分だが、マイナスイオン水を入れると、さらに効果が増すという話もあるから、お金に余裕のある人は試してみるといいだろう。
ホクロとは、一般的に皮膚にできる黒色や暗褐色の小さな母斑である。 ほとんどが生まれつきだが、紫外線や怪我などが原因でできるものもある。 ホクロには良性のものと悪性のものがあり、悪性のものでとくに注意しなければならないのが、メラノーマという悪性腫瘍だ。 オゾン層破壊の影響で急増していると言われ、進行が早く、しかも致死率はほぼ100パーセントという恐ろしい皮膚ガンである。 良性と悪性のホクロには、次のような違いがある。
@良性のホクロは生まれつきか、幼い頃にできたものが多いが、悪性は35歳を過ぎて突然できる。
A急激に大きくなったり、周囲にシミがあり、出血しているものは悪性。そのような兆候がないものは良性。
B直径が7ミリ以下は良性、7ミリ以上は悪性の可能性大。
ちなみに、毛が生えているホクロは見栄えは悪いが悪化する可能性はほとんどないと言われている。 それに対し、足の裏にできた新しいホクロは、刺激を受けることが多く、悪性化することが多いので注意が必要だ。 気になるホクロを見つけたら、素人判断せずに、必ず専門医に診てもらうこと。 もし悪性だとわかったら、一刻も早く切除しよう。 最近はレーザー光線を使ってホクロを焼き切ることが多いようだが、確実性を求める場合には、メスを使って切除したほうがいいだろう。
食中毒は真夏のものと思いがちだが、暖房の発達で1年中発生するようになった。とくに、暖かくなり始めた5月になると、発生件数も患者数も急増するので注意が必要だ。 日本で多いのは、腸炎ビブリオによる食中毒だ。ピークの1998年には全国で1万2000人もが腸炎ビブリオによって食中毒を起こした。 腸炎ビブリオは、寿司、刺身などの生の魚介類に付着することが多く、私たちが安全と思いこんでいる塩水の中で増殖力が増すという珍しい食中毒である。 他の細菌とくらべて増殖速度が速く、感染してからわずか2〜3時間で激しい下痢と耐えがたい腹痛に襲われ、ときには死に至ることもある。 腸炎ビブリオのウィークポイントは真水、加熱、乾燥の3点。真水で洗い、60度で15分以上加熱すれば死滅してしまう。 もう1つ注意したい食中毒菌が、O−157をはじめとする腸管出血性大腸菌だ。 激しい下痢と腹痛に襲われるが、抵抗力の弱いお年寄りや子どもの場合には、死に至ることも珍しくない。 このような恐ろしい食中毒菌に対抗するために、ぜひ食事のときに飲んでほしいのが緑茶である。 緑茶に含まれているカテキンという物質には強い殺菌作用があり、腸炎ビブリオだろうがO−157だろうが、簡単に死滅させてしまうのだ。「よほど濃い緑茶を飲まないと効き目はないだろう」と思う人もいるだろうが、いつも飲んでいる濃さのお茶を数杯飲むだけで、十分な殺菌作用が発揮される。
ある調査によると、世界中で糖尿病に悩まされている人は2億人にも達するという。 糖尿病患者がとくに多いのは北米とヨーロッパだが、日本をはじめとしたアジア地区でも、経済活動の活発化に比例して糖尿病が急増している。 厚生労働省の調査では、日本の糖尿病患者の数はすでに690万人に達している。40歳以上の人だけをみると、なんと10人に1人が糖尿病だというのだ。 糖尿病には、インシュリン依存性とインシュリン非依存性の2種類があり、後者は暴飲暴食、飽食によって発症するというから、いわば贅沢病である。 糖尿病を予防・改善するためには厳しい食事制限が必要になる。 しかし、中には積極的に食べたほうがいい食材もある。とくに注目したいのは、沖縄の食材だ。 たとえば奄美大島から台湾にかけて山野に自生するシークワーサー(ヒラミレモン)には、ビタミンC、ビタミンB1、カロチンなどの成分のほか、ノビレチンという血糖値を抑える働きのある成分がたくさん含まれていることがわかっている。 また、ゴーヤ(ニガウリ)には、インシュリンの分泌を促進する働きがあると言われているし、海藻類は低カロリーなうえ、糖質の吸収を抑制し、血糖値の急上昇を抑える働きもある。このような食材を積極的に食べているため、沖縄に住む人たちの糖尿病受療率は群を抜いて低い。 すでに糖尿病にかかってしまった人、そしてその恐れがあると言われた人は、沖縄の食生活を見習ってみてはどうだろうか。
尿酸値の高い状態が続くと、足や手の関節などに尿酸塩が沈着し、激痛を起こすようになる。いわゆる「痛風」という病気だ。 以前は贅沢病と言われた痛風だが、最近の調査によると、中高年男性の4人に1人が痛風か痛風予備軍の高尿酸血症の状態にあるという。慢性化すると腎不全で死亡する場合もあるから、たかが痛風と甘く見るのは禁物だ。 尿酸値が上がる原因になっているのが、プリン体である。 通常、プリン体は体内に入ると尿酸に変化して尿に溶け込んで排出されるが、あまり多く摂りすぎると、尿が飽和状態となって排出できなくなり、尿酸値が上がってしまう。 プリン体の量がとくに多い食品は、白子や牛豚肉、そしてビールなど。 アルコールには尿酸の排出を抑制する働きもあるため、ビールをたらふく飲んでいると、痛風になる可能性はかなり高くなる。 痛風の治療や予防のために食事制限をしている人もいるだろうが、食事制限はつらいので、長続きさせるのがむずかしい。 そこで試したいのが、肉や魚などと一緒にワカメ、昆布、ひじき、野菜などを食べること。これらアルカリ性食材には、余分な尿酸を尿から排出する働きがある。 ワカメだったらひとつかみ、野菜の場合には、肉や魚と同量を摂るようにしてほしい。 また、尿酸を排出させるためには、尿の量を増やす必要がある。1日に2リットルの尿が出るよう、水やお茶などを飲むといい。
ここ数年、味覚障害に悩む人が増えている。もともと味覚障害の症状を訴えるのは、50歳を過ぎた中高年に多かったのだが、最近はそれが若年層にも広がっているようだ。 味覚障害の原因は、亜鉛の欠乏や薬の副作用、心因性などだが、若い人が味覚障害になる原因は、主に亜鉛の欠乏である。 私たちは、舌の表面にある味蕾細胞で味を判断している。 その味蕾細胞は、寿命が約20日と短いのが特徴で、新しい細胞を作るためには大量の亜鉛を必要とする。 一般的に、味蕾細胞の数は生後5〜7ヶ月のときが最も多く。成人の平均はおよそ1万個。40台半ばからだんだん減少していくという。つまり若年層の舌には、本来十分すぎるほどの味蕾細胞があるはず。 しかし、亜鉛を体外に排出してしまう成分が含まれているスナック菓子や加工食品を口にする機械が多いため、亜鉛不足になり、十分な数の味蕾細胞を作れず、味覚障害を引き起こしてしまうのだ。 亜鉛を多く含む食品は、牡蠣、アーモンド、チーズ、そば、納豆、牛もも肉、豚レバー、ウナギ、ホタテ貝など。 亜鉛は吸収されにくいため、吸収を助けてくれるビタミンCやクエン酸などと一緒に食べると効果的だ。
仕事や勉強をつづけていると、だんだん能率がおちてくる。 さまざまな気分転換の方法があるが、脳をうまくコントロールして、再びやる気を起こさせる方法の1つに、「香り」の活用術がある。それというのも、よい香りは、脳を活性化して、作業能率を高めるからだ。 ウィスキーを使った実験がある。 ウィスキー、蒸留水、20パーセントの濃度のアルコールの匂いを何人かに嗅がせたところ、記憶に関係の深い大脳の血流量が、ウィスキーの匂いによって、いちばん増えたという。ウィスキーの香りは「よい香り」と感じられる種類の匂いだ。匂いを嗅いだだけで酔うわけではないから、アルコールの影響は関係がない。つまり、ウィスキーの「匂い」で脳の血流が増え、脳の反応が高まったわけ。 ウィスキーの香りで脳が活性化すれば、作業の能率を上げられるのである。
医食同源という言葉があるように、食材の中には薬と同じ働きをしてくれるものが少なくない。 とくにスパイスは漢方薬にも使われているように、薬効の高い食材である。 つまり、スパイスがたっぷり含まれている料理を食べると、いつまでも健康でいられるというわけだ。 スパイスがたっぷり含まれている料理といって、真っ先に思いつくのはカレーだろう。 順天堂大学医学部客員助教授の丁宗鉄博士によると、カレーにはさまざまな薬効があるという。たとえば、冷え性にいい。カレーを食べると自律神経のバランスが整い、手足の冷え性を改善してくれる。 また、新陳代謝を高め、脊椎や肝臓など、身体の深部の体温を上げる働きもある。 深部体温がわずか1度上昇しただけで、私たちの身体のエネルギー消費量は1.7倍にまでアップする。カレーを食べるとカロリーを消費しやすい身体になる=ダイエット効果があるということだ。そればかりではない。 カレーには脳の血流量を増やしてくれる働きもあるという。 丁博士が、20〜30歳代の6人にカレーを食べてもらい、その後1時間後にわたって脳内の血流量を調べたところ、2〜4パーセントも増加することがわかった。 しかもこの効果が見られるのは若い人だけではなく、65歳以上の老人にも同じ効果が現れたという。 2〜4パーセントというと微々たるもののように思いがちだが、これは血管拡張剤のニトログリセリンを2錠飲んだときとほぼ同じ効果だというからすごい。 辛さを我慢してカレーを食べれば、ボケを防ぐことができるかもしれない。
日本人の平均寿命は男女ともに世界一。 寿命が長くなるのは喜ばしいことだが、それと同時に問題も起きている。たとえば認知症(痴呆症)患者の増加もその1つ。認知症の原因の多くはアルツハイマー病である。 脳の神経組織が脱落・萎縮する病気で、記憶力が低下し、進行すると痴呆状態になる。 ある調査によると、65歳以上の高齢者の3〜4パーセント、75歳以上になると7〜13パーセントの人がアルツハイマー病による認知症を患っているという。 長生きはしたいが、アルツハイマー病にはかかりたくないという人は、毎日の食事に注意するといい。たとえば、イワシやサバなどの青魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には、アルツハイマー病にかかりにくくする働きがあるので、毎日50〜100グラムの青魚を食べるよう心がけたい。 八丈島の特産野菜アシタバには、アルツハイマー病の予防物質を体内で作る働きを助けてくれる成分が含まれているのがわかっているし、発芽玄米からはアルツハイマー病の予防と症状改善に効果のある成分が発見されている。 反対に、高カロリー高脂肪の食事を長期間つづけている人はアルツハイマー病にかかりやすいという統計が出ている。
300万年と言われている人類の歴史の中で、私たちが毎日お腹いっぱい食べられるようになったのは、わずか数百年前から。 その証拠に、私たちの体の中には、空腹を感じなくさせるホルモンがいくつも存在する。つまり、満足に食事を摂れないのが当たり前だったのだ。 「腹八分に病なし」という言葉がある通り、満腹は百害あって一利なしである。 たとえば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因も、食べすぎが多い。 しかし、人間の意志というのは弱いもの。目の前においしいものを並べられると、ついつい食べすぎてしまう。そして気がついたときには、腹八分どころか十二分になっている。 こんな悪循環を断ち切りたいと思っている人は、食事の30分ほど前に小さなチョコレートを食べるといい。 この1粒のチョコレートが血糖値を上げてくれるため、わずかな食事でも満腹感を覚えるようになるのだ。チョコレートが見あたらないときには食事の前に温かい飲み物を飲むと食欲を抑えられる。 コース料理を食べるときは、前菜にスープを選ぶといい。 もしチョコレートも温かい飲み物もないときには、ゆっくり食事をする。 食事を始めてから血糖値が上がるまでには15〜20分かかるため早食いすると、実際には満腹になっていても満腹感を覚えない。 コンビニ弁当でもおにぎりでも、最低20分以上かけて食べるのが、過食しないコツだ。
両手で握ったり、体重計に乗るだけで体脂肪率を量れるのが、体脂肪計だ。 一般に、適正とされる体脂肪率は、男性の場合が15〜19パーセント、女性は20〜25パーセントと言われている。 そして、体脂肪率が男性は30パーセント以上、女性の場合には40パーセント以上になると、重度肥満ということになる。 体脂肪計は、体に微弱な電流を流し、その抵抗値をもとにして体重に占める脂肪の割合を割り出している。 手軽に計れて、しかも最近は価格も安くなったので、お持ちの人も多いだろうが、体脂肪計は測定方法によって、かなりの誤差が出てしまうようだ。 正確な体脂肪率を計測するためのコツは、次の4点である。
@食後2時間以上経ってから計測する。できれば就寝前がおすすめ。
A両足を乗せて計測するタイプ以外でも、できるだけ素足で計測する。また、脚の裏の汚れはきれいに拭いておく。
B入浴後に計測する場合には、体の水分をきれいに拭き取ってから。
C毎日同じ時間に計測する。
これをきちんと守れば、正確な体脂肪を計測できるはずである。
新潟県中越地震に被災し、マイカーで避難生活をしていた人の11人が肺塞症を起こし、そのうち4人が死亡したという痛ましい事件が起きたのは、記憶に新しいところだ。 肺塞症とは、いわゆる「エコノミークラス症候群」のことである。 長時間、同じ姿勢で座ったままでいると、脚の血流が悪くなり、血の塊ができてしまう。 その血の塊が肺動脈を詰まらせて、呼吸困難や心肺停止を引き起こすケースがある。 エコノミークラス症候群は、飛行機に搭乗したときに起こる病気として注目されたが、電車や自動車で長旅をするときにも注意が必要である。ただし、次のことに気をつければ、かかるリスクを減らすことができる。
@水分をたっぷり摂る 血の塊ができるのは、血液中の水分が減少したため。とくに飛行機に乗ると、気圧の関係で1時間に100cc近くの水分が失われてしまうので、水分補給は欠かせない。
A定期的に身体を動かす 座ったままは禁物だ。尿意を催さなくてもトイレへ行こう。そして座っている間は、踵の上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎをもみほぐしてやるといい。
B禁煙する タバコを吸うと血管が収縮して血栓ができやすくなるので、我慢する。
Cアルコールとコーヒーは控える 利尿作用があるため、体内の水分が必要以上に失われてしまう。もし飲んでしまったときには、よりいっそうの水分補給を心がける。
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